ぶどうづくりとセンス

うわむきぶどうの代表、宇谷元希(@genkiutani)です。うわむきぶどうは「ぶどうで気分をうわむきに!」を合言葉にする島根県のぶどう園です。

今日は急遽境港へ軽トラックでカニガラ肥料を取りに行ってきました。
ここから一週間晴れなさそうなので、行っちゃえーとおもってね。
勢いって大事ですよ(笑)


さて、今日は「ものづくりをするなら自分のセンスは大事だよね」という話です。

農家になって思ったのですが、農業ってクリエイターの一つだと思うんです。
ぶどう農家は特にその面が強く出る気がしてます。

そう、ぶどうは「形で価格が大きく左右される」からです。
もちろん味にもこだわりますが、それと同様に形が重要です。。

いくら美味しくても形が悪いと価格が下がってしまうんですよね。
「ぶどうは誰かへの贈り物」という面が強く出るのでこのようになるんですす。
毎年いい形でいい味のぶどうを目指してやってるんですが、このぶどうのふさを作るのにはセンスが必要だと思ってます。

ぶどうは、自然にならすととってもたくさんの粒が出来ます。
品種にもよるけど、ものすごいたくさんで数えるのもめんどくさい感じです。
けど、お店で見かけるぶどうは30〜45粒くらいになっています。

これは、僕ら農家が粒を間引く「滴粒」というのを行っているんですよ。
もちろんこの間引きのためのマニュアルがあるんですが、最終的にどうするかは僕らのセンスにかかってます。

微妙な位置にある粒を抜くのか?抜かないのか?
一粒で房全体のイメージが結構変わったりすることもあるので、そこを感じ取れるセンスは大事な気がします。

じゃあそれに対して、特別なトレーニングでもしてるかというとそうでもありません(笑)
普段の着るもののバランスを考えることで鍛えてる気がします。
色、サイズ、全体的なまとまり、履き物のとの調和。

大したことではないですが、毎日服は着るのでそこでも何かヒントが得られるのでは?と思ってます。

農家ですが、「おしゃれでいたい」という思いはあるのです。
出すぶどうも当然おしゃれで出したい!
来シーズンもおしゃれなぶどうをおしゃれに出したいと思います(笑)

どんなおしゃれなぶどうになるか、是非お楽しみに!


ぶどうで気分をうわむきに!それでは

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