ぶどうの主だった出荷が終わりました。この時期までお付き合いしてくださるお客様には大変感謝です!
現在うわむきぶどうは今年の栽培を踏まえて改善案を出しています。毎年ものすごく改善したいポイントが出てくるのです。
今シーズンを通して一番思ったのは「ハウスの排熱・換気」です。
我が家のハウスは築60年。うちの祖父の代に建てたものです。現在のハイテクハウスとは違い非常にアナログな作りになっています。
そして、ハウスの高さも現在主流の高さのものと違い低めの設定です。低いということはそれだけ空間の大きさが小さいということ。祖父が始めた昔の頃は、現在よりも気温が低かったので体積が小さい方が有利に働くことがあったのです。
それは、島根県のぶどうのお家芸「デラウエアの加温栽培」です。島根のぶどうはここから発展していったと言っても過言ではありません。加温栽培を簡単にいうと、暖房をかけて収穫する時期を前倒しにするという栽培方法です。
大きな空間を暖めるのには体積が小さい方が燃料は少なくて済みますからね。そしてうちの祖父は背丈が低めでした。ということは高くする理由はこれっぽっちもないのでそこまで背丈の高くないハウスになりました。
この高さが現在の気温が高い夏にはネックになっています。ハウス内の体積が小さいというのは暑くなるとその暑さも早くこもるということです。
早朝に明けても8時過ぎにはもうすでに高温・・。そんな状態だと人もぶどうもつらいのです。そこで、ハウスのビニールの換気部の開口分を現在よりも多くしようというチャレンジをします!
僕も父も、やったことないことなのでどうなるかはわかりませんが無事にドカーンとハウスを開けれるようにしてみます!熱がこもりすぎるのならこもる場所をなくしてやればいいわけです。
それでもダメなら・・・ビニールはるの辞めるかな(笑)とにもかくにも動いてやってみないと分かりませんのでね。
ハウスの環境改善を優先してやっていこうと思います!!その他の改善ポイントは順次書いていこうと思います。
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